EMUSpeedClub’s blog

Eizo's Meet Up 略してEMU!Zwiftミートアップを定期開催中!

トレーニングを目的としてミートアップに参加する際の注意点

どうも、アベケンです。Eizo's Meet Upに参加しています。

 

ミートアップはレース形式で行われており、近頃は生配信も行われていることもあってか先頭争いは過熱の一途を辿り、先頭付近の強度は留まるところを知らずうなぎ登りの様相を呈してます。(先頭集団に残れたことなんて皆無だから配信だけ聞いてると7倍…8倍…なんていう数字がポンポン飛び交う…考えただけで恐ろしい)もちろんレース形式なので強度が上がってなんの問題も無いし、そのバチバチの中に身を投じるのは個人の自由なので何をやってもいいし、レース感を養うという意味では良い練習になっているのかなと。

 

「じゃあ何だよこの記事のタイトルは!思わせぶりなタイトル付けやがって!」

そんな声が聞こえてきそうです。石も飛んできそう。

 

ミートアップは楽しいです。みんなで走れば頑張れるし、新しい出会いもあります。最後尾で走ったっていいんです。

emuspeedclub.hatenablog.com

 

 

ところが「トレーニング」という観点から考えると、メリットばかりではありません。他人と競うことが目的になることで、トレーニングとしての質が下がってしまう場合もあります。

 

そこで今回は、トレーニングを目的としてミートアップに参加する際の注意点をまとめてみました。

 

 

管理が難しい

 

レーニングを行う上で大切な事は少しずつ負荷が増やせているか(過負荷)が重要になります。より大きな負荷に耐えられるような身体を作っていき、最終的に目標としているレースやイベントの強度に身体を慣れさせていくのがトレーニングの目的となるので、より強い負荷が身体にかかっているかどうかがトレーニングの過程では重要になります。筋トレだと少しずつ重りを加えていくことで負荷が高くなっていることを実感しやすいし、外から見てもわかりやすいです。ワークアウトであれば平均出力の上昇や、インターバル時の出力で負荷が上がっていることがわかります。また急激に負荷が増えることによるオーバートレーニングを防ぐことにもつながります。管理がしやすいのです。

 

ところが、ミートアップで他人と競争しているとどうしても「展開」が発生します。展開次第では思ったよりも強度が高くなかった…逆に強度が上がりすぎてしまった…ということがあります。こうなると自身に過負荷がかかっているのかいないのか、オーバートレーニングになるかならないか、といった管理が難しくなります。zwiftには自身のFTPと平均出力からストレスポイントを数字化して表示してくれる機能もありますが、人の身体は複雑です。強度によって感じる疲労感や疲労の溜まり方、抜け方は個人差が大きく一概に言うことができません。そういった意味でも管理が非常に難しくなります。

 

目的がすり替わる

 

私自身、ミートアップはあくまでも実際のレースやイベントのための練習であり、トレーニングと割り切って考えています。人によってはミートアップに参加し、上位を狙うことが目的の方もいると思いますのでそういった方はこちらの項目には該当しないので読み飛ばして問題ありません。

 

レーニングを目的としてミートアップに参加していても、スタートダッシュやゴールスプリントをやりたくなってしまうように、競技として自転車に乗っているとどうしても「負けたくない」という気持ちになります。そうすると、負けないために脚を温存しようとし始めます。上述したように、トレーニングは自身に過負荷をかけるのが重要になるので、矛盾してきてしまいます。

 

これが「レース形式のミートアップで脚を温存しつつ上位に食い込む練習」なら矛盾しません。要するに、明確な目的があって参加しているのであれば問題ありませんが、自身に過負荷をかけるためのトレーニングとして参加するのであれば、展開を無視した走り方をする必要もある、ということです。

 

頑張りすぎてしまう

 

 上記でも書きましたが、「今日はこのくらいの強度で」とあらかじめ決めて参加しても同じグループで走っている人が登りで強度を上げたら、ついて行きたくなります。そうすると、あらかじめ決めた強度から外れた強度で走ることになります。決めた強度から外れることによって、トレーニングから得られる効果が変わってきてしまう場合があります。また、オーバートレーニングに陥りやすい状態となり、次の日計画していたメニューをこなせなくなる可能性も出てきます。

 

レーニングを目的としてミートアップに参加する際の注意点まとめ

 

ミートアップに参加する理由は人それぞれだと思います。私のようにあくまでもトレーニングメニューの一環として利用している人もいれば、参加してみんなで走るのが楽しいからという人もいます。また、展開次第で動きを変えて試合勘を養うのが目的の人もいるでしょう。厳密にトレーニングメニューを決めて日々自転車に乗っていると、展開に振り回されたり思いがけず頑張りすぎてしまったり、その逆に強度が落ちてしまったり。ちょっと言葉は悪いですが、ミートアップをかしこく利用して効率的に強くなりましょう!そのためには参加にあたって自身の目的を明確にすることがひとつの方法です。

 

・今日は展開無視でSST強度で淡々と走ろう。

・今日は最大努力でなるべく展開についていき、出し切る練習をしよう。

・今日はゆるポタ。最後尾でゆるゆるはしろーっと。

・今日は山だけ頑張って、後は低強度でインターバル。

 

ミートアップに参加しながら、ワークアウトメニューをこなすこともできるみたいなので(これに関しては別のメンバーが記事にしてくれました(笑)) 

emuspeedclub.hatenablog.com

 

それもひとつのやり方かもしれません。

 

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