EMUSpeedClub’s blog

Eizo's Meet Up 略してEMU!Zwiftミートアップを定期開催中!

ツール・ド・おきなわ2022 市民140kmオープン 19位

はじめまして、りょうすけです。

先週、3年ぶりに開催となったツール・ド・おきなわに参加してきました!
レースレポートもどきはいつも書いていたのですが、今回このような場を用意していただいたので恐る恐る書いてみようと思います。よろしくお願いします。
自分は知り合いがとても少ないので、登場人物に偏りがあるかもしれませんがご了承下さい。

はじめに

ぬまけらと違い本当にはじめましての方が多いと思うので、軽く自己紹介をします。
自分はロード歴4年、社会人歴1年未満の駆け出しローディーです。
体重はレース一週間前で57.5kg、レース当日は59kgくらいだったと思います。FTPは280Wくらいです。
参加してきたレースは大磯クリテを数回ほどで、ロードレース、ましてや公道を貸し切ってのレースに関しては全くの素人です。
ぬまけらとは大学から7年くらいつるんでいます。あとすごい速い兄がいます。

目標

6位入賞!あと無事に帰ってくる。

大阪にある勝尾寺のだるまに願掛け

レースレポートに入ります。

前日

前日は夕飯を6時頃に済ませ、整備や補給などの準備を進める。

楽しげ


ソフトフラスクに200mLの水と120gのトリプルソース糖(マルトデキストリン:果糖:パラチノース=2:1:1)を入れるはずが、計量カップもキッチンスケールも忘れる。しょうがないので300mLのプラコップと、持ってきたSAVASプロテインスプーンで雰囲気計量。1杯7gらしいので、17杯予定で入れていくが、8杯入れた時点で過去にないもったり具合に笑笑もういいやとなりフラスコに詰めてフタ。

帰ってから計ると一杯16g。意外といい線いってた

この他にはWINZONEのカフェイン抜きのエナジージェルと、アミノサウルスのカフェイン75mg入りのエナジージェルを1個ずつ、ぬまけらからうばったスポーツようかん一つを準備した。
飲み物950mLのボトルにトリプルソース糖を袋からガサ、ガササ(100g)くらい入れて水に溶かした。あとは750mLの水。

9時半には消灯。自分はかなり緊張しいで、この日も爆睡するぬまけらを恨めしく思いながら1時間位もぞもぞしてから気絶。夜も2時頃に富士山に自転車を忘れる夢で飛び起きる。かなりナーバスになってます。

当日朝

天気は夜から雨が降り続いてて、宿を出るときにやんだけど路面はすぐには乾かなさそう。
朝5:45に起床し、おにぎり1個、バナナ2本、ヨーグルト(βアラニン溶かしたやつ)、野菜ジュース、ミトロング6粒を食べる。前日の夜に腹いっぱい米を食べてしまったので、そこまで食べ過ぎなくてもいいかなという布陣。
ただ、朝食を食べたのが6時半頃ころで、スタートしたのが9時過ぎだったため、スタート前にお腹が減っていた。次はもう少し食べてもいいかも。
自分は前日からプルーンを食べており、ちょくちょくぬまけらにも食べさせていた。当日は自分は全く便意が来ないのに、ぬまけらだけ「めっちゃ出たわー」とか「また行きたくなってきた」とか言ってる。悔しい。質のいいプルーンだけ取られたのかも。
イナーメのアップオイルも塗った。

その後同じ宿に泊まっていたまいぺーすISSEIさん、OKT薬師寺さんと合流し、スタート地点へ。ちなみに宿は瀬川さん(エントリーしてない)が取ってくれ、スタートから1km程とかなり好立地でした。瀬川さんありがとうございました!

コンプラ意識

スタート→1回目フンガワ(6km地点)

並び終わってから1分もたたないうちにスタート。道路左端でスタートしたけど、これは得策じゃなかった。左側はスペースがなく、フンガワまでほとんど番手をあげられなかった。そのため集団真ん中ちょい前くらいで登り始める。

レース開始から6キロ地点ということもあり、強度は4.5倍そこそこ。ただ集団が密集しており、かつ路面が滑るためダンシングはしたくないなーと思う。ISSEIさんと団子になって走り、無理に番手を上げるのではなくコーナー時に集団がイン側によるのを利用し、その時アウトにできたスキマから躱していった。これは大成功で、無茶な割り込みをせず前20番手ほどまで上がることができた。
登り切るときに数人が出ていくがKOM狙いだと気づきペースに戻す。下りは先頭の方の声掛けもあり、安全に下るという総意があった気がする。それでも前目なほど落車リスクは少ないと思い、5番手くらいで下る。【まだ元気いっぱい】

フンガワ左折→2回めフンガワ入り口まで

下ると補給所がある。140kmの選手は1回目フンガワでは補給無しと書いてあったため、受け取らずに軽い登り返しをこなす。その後すぐ現れる丁字路を左折して、もう一段降り始める。
ここから2回めのフンガワまではペースとしてはかなり落ち着いていた。天気も回復し、路面が乾いてくる場所も出てきた。
しかし、奥の上りの手前辺り?で左前の選手が道路中央にあるコーンにツッコみ落車する。紙一重で避けられたけど集団のリスクを思い出し、それ以降は怖すぎて必ず前目にいるよう意識した。
奥の登りは集団だと登りとして認識できず。パワーも4倍出ていないので、相当緩いペースだったと思う。

奥の登りが終わったあとで1つ目のWINZONEジェル補給。ポケットを何回探してもアミノサウルスが出てくるトラブルがあるも、無事食べきる。海岸線に出て、快速のまま集団は進行する。
しかしフンガワに入る少し手前でペースアップがあり、反応が遅れてかなり番手を下げてしまった。どうやら前で一人で逃げていた古谷さんを吸収する動きだったらしい。これは痛いミス。さらにこのあたりから本降りの雨となり、すごい嫌な位置で2回めのフンガワに入っていく。【まだ元気】

2回めフンガワ(58km地点)

雨+集団真ん中+別カテで遅れた人というトリプルコンボでカオスな状況の中登り始める。
ただシッティングでも脚が回りパワーが出るのを感じる。最近だと脚の調子がいいサインだと思ってたので、落ち着いて1回目と同じように番手を上げる。
かなり集中していたので気づかなかったけど、このときもISSEIさんと一緒に登っていたらしい笑。最後のアップダウンまでに先頭近くまで上げられたので一安心。
終盤ではWANGUN幕田さんが緩斜面含み前を一本牽きで駆け上がり、そこから更にガツンと上げる選手も。これは逃げなのか!?と思い自分もついていく。が最後に麒麟山の田崎さんがもう一発上げ、ようやくKOM狙いと思い出す。往来のはやおさん?あたりがKOMかああ!と叫んでいた記憶があるけど、自分も全く同じ気持ちだった笑

頑張ったご褒美に下りはかなり気楽に下れた。往来の方は補給を取って集団に帰るとのことで、自分と田崎さんの二人になる。自分はここでも水分が十分にあったので補給は取らず、後ろと少し距離を開けたまま分岐を右折。自分はテンション上がっていて、逃げとかあるんかな?かな??とか考えていたが、田崎さんは「学校坂の入口あたりで吸収される感じで行く」とのこと。レースメイクについては全くの素人なので素直に聞いて、入り口で集団に追いつかれながら学校坂へ。【めちゃくちゃ気持ちよくてテンションMAX】

学校坂(74km地点)

きっと自分の中でのハイライト。

特に何も考えず入ってしまったため、5倍ちょいくらいで踏んでいく。すると田崎さんが「もっとペース上げてもいいよ」と話しかけてくる。謎の認められた感(煽られただけ)でアドレナリン全開になり、シッティングのまま6倍位で踏み始める。先頭で集団を引き連れている感覚がなんか楽しくなっていた記憶。ここで集団減らしたい!とようやく思い始める。
が、少しすると被せるように田崎さんがダンシングで出ていく笑。本当にきつくなったけど、ここで自分が消えたら最高に悔しいと思い、少し落としながらも集団前目でクリア!

距離走ってからの5分VO2MAX。頑張っていっぱい練習したところ。

このあと薬師寺さんに「遅れるかと思ったよー」と話しかけられ、少しは効いたのかなと嬉しくなる。あとから聞いたけど、この時点で集団は30人ほどになっていたらしい。【キツイ!けどレースって感じ!】

下り基調のアップダウン→慶佐次の補給→有銘の2段坂

この期間はつらすぎて記憶が抜け落ちてるため、いくつかは箇条書き。

  • 学校坂あとのゆるい上りがほんとにしんどくて、中切れマンになる(すみません)。
  • どこかのスプリントポイント近くでカフェイン入りジェルを補給。
  • 慶佐次でアクエリアスをもらうも、次のGREEN ZONEまで背中に挿すのが嫌ですぐ捨ててしまって後悔。
  • ぬまけらの背中に挿してあるフタ開きいろはすが、ダンシングのたびに背中にかかっていいなーと思う。


この区間は学校坂から一転、かなりメンタルがきつくなる。辛くて引ずられている感が出てしまうと、ここに残った全員が自分より強いんじゃないかと感じるからなのかな。
何でもいいから終わりにしてしまいたいとか、ここからサイクリングにしたら楽だろうなとか思う。次男だから我慢強くない。
ただ、なんか近くでガチャガチャいわせてるやつがいるうちは終わりたくないなとも思った。どん底少し上くらいのメンタルでガチャガチャと「マジで辛いな」と言葉をかわして気合を入れる。【やめたい→いけるところまで行こう】

なんとか生きている状態。それでもちぎれなかったのは周りも同じような人が多かったから?

羽地の登り(新コース、127km地点)

ついに最終決戦!と思いきや、登りの2-3km手前で3人が抜け出す。やめてくれーと思いながらローテに加わるが、脚が揃わず少しすると崩れてしまう。少しの差を残して登りに突入し、今度こそ最終決戦開始!

しかし登り口でいきなり人生初の足攣りの気配を感じる。それでも限界で踏んでいくけど、全然パワーが出ていないのか周りからどんどん抜かれていく。このとき薬師寺さんがかなりの速度差で自分を抜いていき、底力を感じた。
このときレース始まって初めて後ろを確認したら、もう誰もいなかった。

ぬまけらがいない、、、

半分嬉しく、半分残念な気持ちになりながらもう一度集中する。


なんとか千切れパックで上っていくと、番越トンネルで前にいた往来霜出さんと合流。そこからISSEIさんと霜出さんが2人ほどで回し始め、また苦しいペースになる。死ぬ気で食らいつき、なんとか上りをクリア。【瀕死】

全然パワー出てない笑

ダウンヒル

ほぼオールアウト気味に下りに入る。霜出さんがかなり踏んでいるように見え、なんとかドラフティングできる位置に追いすがる。一瞬後ろと離れた気がしたけど、下り切る頃にはまた集団は一つに。よくおぼえてないけど、後で動画確認したら7人くらいいた。

最終コーナーを右折し、後ろを見るがもう追いついてくる人はいなさそう。ペースもかなり緩み、いよいよスプリント前。
大磯クリテではギア回しきって差されたなーとかこのときになって考え、ギアを重くし下ハンで気合十分。
後ろの選手がかけた!全力で踏みこむ。一瞬で脚が攣った?感じになるも気合で回しきりゴール!【最高!】

結果


集団内で2番めにゴールし19位!タイムは3時間47分35秒。ゴールの瞬間は気持ち良すぎた。辛かった記憶とかを全部押しのけて、すごい楽しかった!という思いだけになる。頭の中がハッピーなのかも。
www.strava.com


感想・反省

目標の入賞には遠く及ばなかったけど、自分の実力以上の結果を得た気もする。
それでも自分より先にゴールした人が18人もいる。その中にはレースを積極的に動かした人たちもいて、自分もあのレベルになりたい!と思った。そのためには自分の脚をよく理解し、展開についていくだけじゃなくてつくらなくちゃと感じた。そのためにはもっと強くならなくちゃいけないんだけど笑。反省っぽくすると学校坂ははじめからもっと踏むつもりで入り、最後までじわじわ踏めていたら集団を減らせたのでは?とか考えたりした。
一つの大きなレースに参加したことで情報があふれているけど、色んな人のレースレポートを読んだり、自分でこうやってレポートをつらつらと書くことでかなり収穫があったと思う。自分のは随筆過ぎて日記みたいになっちゃったけど。


不思議と悔しい気持ちはなく、ホントに強い人ばっかりだな!とワクワクしてる。可能なら来年もこの沖縄で皆さんと戦いたいと思った。

こういう気持ちでレースを終えられたのは、レース前、レース中ともに事故なく、病気なく、不満なく過ごせたからだと思う。
そういうレースにしてくださった運営の方々、沿道で応援してくれた方やボトルを渡してくれたスタッフの方、ありがとうございました。
さらにレース前応援してくれたり雨で心配してくれたEMUの皆さん、本当にありがとうございました。
最後にレースレポート書けるかな?とつぶやいたらすぐこの場を与えてくれたえーぞうさんに感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。

レースが終わったあとには青空が待ってた!

機材

重量:6.9kg(サイコン込)
フレーム:GIANT TCR Advanced PRO 2017
ホイール:ARisePerfomance/ARP-45TL SL
タイヤ:CONTINENTAL GrandPrix5000
チューブ:Vittoria ラテックスチューブ(F5.3bar/R5.4bar)
コンポ:SHIMANO ULTEGRA R8000(クランクのみROTORのALDHU167.5mmに変更)
ハンドル:一体型ハンドル(RYET?LEXON?中華です)
チェーンオイル:スクワート

廃チューブで計測チップを固定。プロっぽくてテンション上がる。
おまけ

ぬまけらとの沖縄旅行編です。楽しかったです。

ドライブデート
まだ仲悪い
雨でも試走
海鮮丼。二人でご飯おかわり
レース終わってなかよし
ツール・ド・おきなわTシャツ!ほんとおきなわいいとこだった

ツール・ド・おきなわ2022 市民140kmオープン 30位

はじめまして、ぬまけらです。

先日開催されたツール・ド・おきなわに参加してきました。備忘録も兼ねてレースレポートを残したいと思います。

ロードレース初心者なので間違ったこと言ってるかもしれません。何かあればぬまけらのツイッターDMまで…🥺
ぬまけら (@wrkr_h) / Twitter


【はじめに】
2019年以来3年ぶりに開催されたツール・ド・おきなわ2022。

コロナ禍も完全には収束しない中、なんとか開催してくださった運営関係者の皆様、大勢の参加者を受け入れてくださった沖縄の皆様、本当にありがとうございました。

沿道で応援してくださる方も多く、温かい雰囲気の大会でした。来年以降も参加したいと思うのでご協力よろしくお願いいたします。



【機材】

フレーム:FUJI SL ELITE
コンポ:R8000 52-36/11-30
ホイール:ROVAL CLX50
タイヤ:GP5000 S TR (F:4.5bar, R:4.7bar)
サイコン:Wahoo Elemnt Bolt
パワーメーター:Favero Assioma Duo
その他:Prime Primavera Aero Handlebar, Fizik vento solocush tacky bar tape, Easton EA70 stem, Chinese Carbon Seatpost Φ27.2, Balugoe Chinese Carbon Saddle, Tacx Deva bottle cage, Elite Fly Bottle(950ml,750ml)


【ウェア類】

(ゼッケンは横に貼るのが正しいらしい。知らんかった🥺)
BIORACER EPIC メッシュロードレースワンピース
MILLET ドライナミック メッシュ NSクルー
BIORACER ACC ソックスエアーストライプ
Shimano SH-RC902
SUPACAZ SupaG Short Gloves
LAZER Genesis AF
OAKLEY Flight Jacket Prizm Road


【補給】
ACTIVIKE グランフォンドウォーター 950ml→0ml
ポカリスエット 750ml→0ml
エネもち 2本→1本
スポーツ羊羹カカオ 3本→2本
Mag-on 4本→1本
メイタン サイクルチャージ カフェインプラス 1本→0本
補給所のいろはす 500ml×2→0ml


【レース当日のフィジカル】
体重60kgくらい
FTP285Wくらい
CTL61


【目標】
羽地までは先頭集団に残りたい
あわよくばシングルリザルト


【結果】
30位
羽地まで先頭集団に残るは達成


【走行データ】
3h47m, 136km, 2364mup
35.8km/h
AP 190W
NP 236W
IF 0.84


【レース展開】
・スタート〜普久川1回目

9:12レーススタート。初出場でシード権はないので6〜70番手くらいから。

登りが始まるまでに前方まで上がりたいけど、集団ド真ん中でスタートしてしまって身動き取れん🥺
と思っていたら皆番手を上げるために外側に行きたがるので意外と集団内に隙間が多くてヌルヌルと前方へ。
気付いたら集団左側に出られていたのでさらにちょっと前に出て30番手くらいで普久川の登りに突入。

ペースが速い感じはしなかったのでさらに少しずつ番手を上げていき1/3くらいで先頭が見えるところまで。
特に強烈なペースアップもなく終盤まで淡々と登る。
残り1km地点くらいからKOM狙いのペースアップがあったので付いて行って6,7番手くらいでクリア。
17:58 273W


7番手だった。(後日追記)

・普久川1回目下り〜奥
朝まで降っていた雨が残っていて路面はウェット。
田崎さんが安全に下ろうと声掛けしてくださったので呼応して周りに声をかける。
途中少し危ない動きをしてしまい怒られる。集団走行の練習が足りていない。練習仲間募集中です。

登り返しの補給は1回目も取れないことはない(公式にはNG)けど取る必要もないのでスルーしてそのままさらに下る。

海岸線に出る手前のちょっとした登り返しで先頭の選手が強めに踏んで行き、2番手にいた私もつい反応してしまう。ゼッケンを見ると1番の内房古谷さん。後ろを振り返るが誰も追ってこない。

一瞬悩んだがせっかくだし強者の逃げに付いて行ってみようと思い強めに踏んで2人で回す。
海岸線に出て見通しが良くなった所で後ろを確認するが集団は見えず(おそらく30秒差くらいはついていた)。古谷さんに伝えるとここからはペースで行こうとのこと。
登りは苦手だと仰っていたので登りは私がペースを作り、下りと平坦は古谷さんに少し長めに引いてもらうような感じで回して行こうと思っていた。

古「危ない走りの人が多くて集団嫌だった」
私「ワイも人のこと言えませんが、ガハハ」
なんてお喋りしながら走っているとアウターで行くか迷うくらいの坂が登場。まだ先も長いしインナーでくるくる行くcarと思い変速したら……

チェーン落ち…🥺

走りながら直せなかったので古谷さんには先に行ってもらい、停車してチェーンを直す。
すぐに直ったので頑張って踏めばまだ追いつけるな〜と思って走り出したが何故かリアの変速がおかしい。
変速してないのにギアが上がったり下がったり。
もう一度停車して確認するが目視では特に問題なし。
(後日確認したらチェーンが見事に捻れてました🥺これは勝手に変速しますわ🥺)

モタモタしてたら後ろの集団が来てしまったので直すのは諦めて走り出す。ガチャガチャ言わせながら集団に合流し古谷さん1人逃げを伝える。
(同じ集団で走っていた方々、ずっとガチャガチャうるさくてすみませんでした。)

ここから100km以上ガチャガチャで走るのかと思ってメンタルが終わっていたので奥の登りの記憶が無い。一応集団前方で走ってはいた気がする。後方ではポール落車があったらしい。
10:44 244W

・普久川2回目までの海岸線
奥の下りも安全に下って平坦へ。ここで逃げとのタイム差45秒との情報が入る。
少し後方に下がって補給を取っているとポツポツと雨が降り始める。

気付いたら集団が縦に伸びていたので中切れに注意しながら番手を上げていく。おそらく逃げを捕まえるためのペースアップ。
20番手くらいまで上げたところで前に田崎さんがスッと出てきて前に上がって行く。そろそろ普久川入口だと理解して後ろにつき2番手で普久川2回目に突入。

・普久川2回目
普久川に入る頃には雨がかなり強くなっていてアイウェアの隙間から水がめちゃめちゃ入ってくる。目シパシパして危ないので前走者と少し離れて走るが何度かハスりそうになる。こわい。

2回目もペース的にはそれほどつらくない。
途中で古谷さんを吸収。
ラストでKOM狙いのアタックがあったので付いて行って10番手くらいでKOM通過。
17:50 263W


7番手だった。(後日追記)

雨で完全にウェットになったので下りはさらに安全に。210kmは落車があったらしい、こわい。
登り返しの補給所でいろはすを1本貰う。下り終わったらすぐ学校坂なのでとりあえず背中に入れる。
ここで前数名が飛び出しているのが見えたので頑張って登るが追いつき切れず下りも少し頑張る。怖いから少しだけ。下り切ってから学校坂までの短い平坦で何とか追いつく。

・学校坂〜高江
学校坂はかなりペースが速かった。
後から聞いたら田崎さんに煽られた彼氏のりょうすけがカチ上げてたらしい。そこからさらに田崎さんが上げていくのでだいぶつらい。周りもつらそう。
前日の試走で登り終わりを知っていたので、集団前方から徐々に落として登り終わりで集団のケツになるくらいのペースに調整してクリア。
ちょっとだけ節約できた気がする。
5:27 307W

学校坂を集団ケツでクリアして後ろを振り向くとほとんど人がいない。ここで30人ちょいくらいまで絞られた。
学校坂でみんな疲れてペースが落ち着いたのでいろはすを飲んで頭と脚にかけてクールダウン。気付いたら雨は止んでいて気温も上がってきていた。

高江までの微登りは特に動きはなくゆったりだったのでしっかり補給を摂る。

・高江〜平良
下り基調のアップダウン区間。登り返しは下りの勢いを使って楽したかったけど集団内だと自由に動けなくてちょいつらい。
が、終盤戦に向けてみんな脚溜めてるのでそれほどペースは上がらず。

宮城のスプリントポイントが近付いてきてそこそこいい位置にいたので狙ってみたけど普通に差されて2位。レースはまだ先が長いからそこまで踏んだつもりじゃなかったけど5秒950Wくらい出てた。


ちゃんと2位だった。くやしい。(後日追記)

下り切って終盤戦のコブ地獄へ。結構つらいのに誰も千切れてなくてメンタルが終わってたのであまり記憶がない。

・慶佐次の登り
1つ目のコブが又吉コーヒー坂?
1:26 298W
下って登り返しの補給所でいろはすを1本貰って背中へ。そのまま登り切って2つ目のコブもクリア。
2:50 275W

下って次のコブまでの平坦でいろはすを飲んで頭と脚にかけてクールダウン。

・有銘の登り
3つ目のコブ。そろそろダンシングで無理矢理パワー出さないとつらくなってきた。
4:18 285W

4つ目のコブ(国道331号線 Climb)。ダンシングでギリギリクリア。
3:10 276W

・嘉陽の坂
5つ目のコブ。短いけどつらい。
1:05 304W


まじでどこにあったか分からんかったスプリントポイント。カヌチャの前にあったらしい。(後日追記)

・カヌチャの登り
短い2連コブ(6つ目,7つ目)。
コーンが沢山置いてあって右車線に誘導されて何事かと思っていたら左車線で人が倒れている。状況はよく分からなかったけどそこまで大事ではなさそう。
2:38 200W(コブ毎のセグメントがなかった)

・羽地までの平坦
気付いたら前方に3人?逃げが出来ている。集団はうまくローテが回らずあまり差が縮まらない。ゴリゴリ引ける脚もないので大人しく集団内で温存。

・羽地の登り
登りで逃げは吸収できそうな距離感で羽地の登りに突入。試走ではアウターで登りきれるかな〜といった感じだったが普通に脚が終わっているので登り口からインナーで登ることを選択。インナーに落とした瞬間……

チェーン落ち🥺

またか…しかもクランク回らん…
幸い(?)集団後方にいたのでチェーン落ちた〜と声を出し集団を見送ってから路肩に寄って停車。
確認するとチェーンキャッチャーの内側まで落ちてしまっている。
色んな事が頭の中をグルグルしているが何も考えられない。かなり気が動転していたと思う。

直すのに苦戦していると沿道のスタッフさんが手伝ってくれた。スタッフさん2人と3人がかりでなんとか直す。走り出そうとすると「背中押します!」と言ってめちゃめちゃ強く押してくれた🥺。本当にありがとうございました。

完全に気持ちが切れてしまって4倍くらいでもめちゃめちゃつらい。停車中には誰にも抜かれなかったと思うので後ろから抜かれないようにだけ気を付けて登る。
9:35 243W(セグメント"2022 tdO羽地登り"参照)

・羽地下り〜ゴール
安全に下ってゴールまで。なんとか誰にも抜かれずにフィニッシュ。30位。


【感想】
タラレバはいくらでも出てくるけど30位が今の実力。

機材スポーツである以上は整備力や機材の不調に気付く力、機材を正しく使う力も実力の内。
今まで走行中にフロントがチェーン落ちしたことなんて無かったから出来ていたつもりになっていたが、変速時にトルクを抜くという当たり前のことが出来ていなかったのかもしれない。

あとは普通に乗り込みが足りていない。CTL60はさすがに乗らなすぎた。
CTLが全てではないが上を目指すならもっと乗り込まないと話にならない。ちゃんと乗ろう。

反省点も沢山あるが、逃げたりスプリント取りに行ったり、何回か自分から動けたのはよかった。
勝ちを狙いに行くなら結果的には無駄な動きではあったが、何かしたら何か起こるかもしれないのでとりあえず動いてみるのも悪くはないかもしれない。色々試して経験を積んでいけばいい。まだロードレース始めたばかりだし。知らんけど。

レース自体はめちゃめちゃ楽しくてロードレース楽しいおじさんになった。
絶対来年リベンジしに沖縄行きます。
あとニセコとか福島でやるラインレースとかも出てみたい。


とりあえずチャリンコしっかり整備して、乗る練習から始めよう。シクロクロスも再開するしZRLもあるからトレーニングも引き続き頑張る。

ハイブリッドローラーでZWIFTレースするのめちゃつらいからスマートトレーナー欲しいな〜( ・ᴗ・̥̥̥ )誰か〜( ・ᴗ・̥̥̥ )


P.S.
めちゃいいTシャツ買った

ズイフター、鈴鹿エンデューロへ【レース編】

では、レース編です。
長いです🤣

 

【目標】
総合賞金獲得
俺、妻に家電買うんだ…。


【注意していた選手、チーム】
井上さん
岡さん(チームメイトですがwww)
MKW
NEREBANI


総合順位も狙いたかったので、如何に脚を使わずこなしていくかが非常に重要。
また、MKW、NEREBANI共に勝てないだろうスプリンターがいる為、どこかで逃げの展開には持ち込みたい。
ただ、まずは地脚では敵わない井上さん、岡さんに引き千切られないように。


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スタートの掛け声があり、6時間カテゴリーがスタート。

 


そういえば、大会実行委員長も仰られてましたが、誰の後ろを走るかはとても重要です。

 


「この人になら命を預けていい」と思える人の後ろを走ってください。(このような内容だったはず)

 


レースの最中は、数cm〜数十cm先に相手の車輪があります。
少しでも空気の抵抗が少ないように誰かの後ろに入りますが、その相手が左右に動いたり、加減速がきついとそれだけで脚を使ってしまったり、急な動きは落車などの不慮の事故を招きます。

 


レース前に委員長の話で、再度意識できたなぁと思います。

 


序盤はプロの皆さんがペースで引いて下さる。
集団も大きいので、マトリックスの後ろをキープしようと思っていたらkogaaaaaaaが定位置キープ。

 


とても綺麗に走られていたので、その後ろで安心して一周目をこなす。

 


序盤は、列の中に合図も無しに割り込んでこようとされたり、幅寄せしてこられる方がいらっしゃいましたね🥲
入れて欲しい場合は、一声掛けて頂いたり手で合図して頂けると…。
また、急に入るのではなく合図しながらゆっくりと入るなどやり方は色々…。
レースではありますが、同じ趣味を持つ仲間です。自分がされたら怖い事、嫌な事は避けて頂けると嬉しいです🥲

 


さて、ここから3時間越えるまでは特筆することはございません!!wwwww
ひたすら脚を溜めまくります。

 

 

3時間でしていたことは…🤔

①食べる。
固形物の消化吸収には3時間はかかるので、序盤に固形食はある程度食べてしまいます。

②飲む。
強度があまり上がらないので寒い。
意識して飲まないと、飲むことを忘れてしまう。
ただ、トイレも怖いし、補給はできそうに無いしでセーブしながら飲む🥲

後は脚がありそうな人とかをチェックしていく感じ。

 


3時間経過すると、マトリックスの牽引が終了。
前方に集まっていたメンバーでローテしていくけど、回る人は10人ちょっとかな。

 


集団自体はまだ大きいけど、4時間の人が混ざってるはずなのでよくわからず。
取り敢えず淡々と回します。

 


少し強度が上がるのがスプーンカーブ。とシケインのS字からの登り切り。

 


両方コーナーで減速してから平坦に入るので、集団の位置によっては、結構なインターバルが掛かります。ここをいかに楽できるかで、脚の残り具合はだいぶ変わります。

こんな感じで縦に伸びるので、後ろはキツイ🥲

 


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集団内ではMKW、NEREBANI、女子会、元気さんのチーム、井上さん、岡さん位がわかる範囲で脚が残ってそうなメンバー。

 


ソロはやはり井上さんか岡さんかな。
二人は積極的にローテも回しておられました。

 


4時間を過ぎると、残るカテゴリーは6時間だけなので、だいぶ走りやすくなります。

 


この辺からちょっとずつ、ホームストレートの登りで強度が上がる周が増えてきましたが、ゆとりを持ってこなしていけます。

 


今日は脚も回ってるし、行けるかもしれないな。
と、家電と妻の笑顔を意識します。

 


最近私に向けられた笑顔なんて見たこと無いですが。きちんと目を合わせてるかな…🤔
でも急に見つめたらほんまに気持ち悪がられ……………。

 

 

レースも5時間を経過し、集団にもだいぶ疲労の色が。
この辺から、MKWが攻撃を仕掛けてきます。
一回、交代かと先に行かせたら、そのまま先行されたタイミングがあって、めっちゃ焦りました😅

 


この頃になると、前で走れるソロは僕と井上さん、それから2位に入られた藤原さん位でしょうか。

 


僕と井上さんはスタートからお互いに意識しまくっていて(僕が一方的かも知れませんが…)もはや恋に落ちてしまいそうです。いや、あんなにお尻を眺めていたら、妻より想いを募らせてしまいます。

 


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そんな井上さんにも疲労の色が。
NEREBANIやその他チームも促さないと回らず、実際はMKWのローテで進行。

 


MKWは人数も多いから、もう誰が誰だか状態でしたけど、恐らく細かく交代しながらホームストレートで上げていたみたいです🥲 
もう、きつくてきつくて🥲

 


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この辺から、きついし景色一緒やし走ってるメンバーも一緒やしで、時系列がずれていたらごめんなさい🥲

 


残り40分程。
ここで今日1番のアタックがホームストレートでかかる。

 


若干後ろ気味やったけど、これ逃したらアカンと踏みまくる。
勾配上がる所で前が少し垂れたので、そのまま踏み続ける。

 


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途中MKWの方が1人、シケイン終わりの微下りで飛び出している。
MKWは逃がすと、連携されるし追えなくなる。
チームの人の追ってー!!という思いを込めて右肘をクイクイ!!
クイクイクイ!!!
クイクイクイクイ!!!!

…。
皆もキツイようで、後と若干ギャップ開く始末。

 


よぎる妻の顔。
離れていくMKWと家電。
男、俺!!!今踏まなきゃいつ踏むねん!!!(本当はゴール前で踏むやろ)


というわけで、ふみふみ。


MKWの人がなんでやねんの表情。
そうやんね。ソロの僕が追ってきたら意味分かんないよね。ごめりんこ。

 


その周は散発的にアタックが掛かるけど、決定的にはならず。
スプーンも越えて落ち着くかと思ったタイミングで、NEREBANIのkogaaaaaaaが絶妙なアタック。
このタイミングで単独で抜け出すの強すぎる😅

 

 

最初は僕もローテに入るが、ソロという立場やMKWの人数的な有利も考えて、追走はMKWやチームの方に任せることに。
また、MKWの方が「ローテはチームに任せてください!」の言葉に甘えましたwww男前!!😘

 

 

しかし差は詰まりきらず、ホームストレートへ。
ここでkogaaaaaaaへの差を詰めるべくMKWが上げる。きついー🤣
ただ、この時点でソロは見える範囲には僕だけ。
千切れなければソロ優勝は確定。
まずはソロを決め切る。

 


MKWとなんとか登り切る。
後ろも結構千切れてバラバラに見える。
このまま前を追おうと思っていたら、NEREBANIの川崎さんがやってきた。

追い付いてたー!
と同時に、「川崎さんか。まぁ、そうなるよなぁ…。」と思う僕😅

 


現状、恐らくアマチュア最強のスプリンター。
しかも、フィジカルも強すぎて、なんやったらそのまま逃げ切れる独走力もある。
長い登りの無いこのコースやと、振り切るのはかなり難しい。
しかも向こうはチームなので脚もある…。
まぁ、MKWとやり合ってもらって展開を待つしかないよなー。

 

 

とか思ってると1人MKWの方が飛び出す。
そして、僕はまた迷ってしまう。

 

 

ここで迷ったのが最悪。
後から考えれば行くしかない。 

 


○集団には、スプリントではサラ足でも勝てないであろう、川崎さんや森崎さんがいたし、ましてやソロの自分が、スプリントで勝てる訳がない。


○ソロでの優勝はほぼ決まっていた。
チャレンジして失う物は無かったはず。


○MKWと逃げるという事は、抑えてもらえるという事でもある。単騎の自分にとって、これほど最適なパートナーはいない。


これだけの条件が揃っているのに、実際のレースでは反応出来なかった。
きちんと展開を考えきれていなかった。
そして、川崎さんを意識しすぎたというのが正直な所。

 

 

そこからはチームの人4人がローテで追いかける。
後ろにもチームの人はいたが、ローテには協力せず。
タイム差はどんどん広がり、1分45秒。

 

 

逃げ切りはほぼ確定。
追走の動きも無くなった。

 

 

MKWとNEREBANIの争いの後ろにいると、インターバルがしんどすぎるので、前で淡々と踏んでいく。
元気さんが良いペースを刻んで下さるので助かる。

  

 

最終周
川崎さんが抜け出しを図り、グイッと登る坂でアタック。平坦部分も踏み倒している。

 


心の声が溢れてくる。
やめてくれ。
なんで皆ソロじゃないねん…。
ソロやったら負けへ…

 


スプーンコーナーでまたアタック。

 


あぁ、脚が千切れたと思う。
千切れたよ。
めっちゃ痛いし、焼けるほど熱いもん。

 


下り前に数人飛び出る。
途中の平坦踏んで追い付く。
そして悟る。

 

 

スプリント無理やわ😗

 

 

ホームストレートへ。
川崎さん、森崎さん、僕の並びで左のラインから。
川崎さんが先行してかけ始め、森崎さんが合わせていく。
右からも数人スプリントを開始。

 


僕も下ハンをもち、ZWIFT界のアイドル「アー子」直伝のガッと踏んでギュィィィィィィィンスプリントを開始す………………………

 

 

やっぱり無理やわ😗

 

 

後から見ても800wしか出てなかったヘナチョコスプリントやけど、皆も脚無かったのか大きく抜かれることはなく、総合6位・ソロ優勝という結果。

 

 

やっぱりめっちゃ悔しかったけど、コースから出たらマネージャーが大喜びしてくれて、チームメイトも寄ってきてくれていた。

 

 

そうなると喜びも湧いてくるものです🤣
妻には帰って謝ろう。と決め、ソロ優勝を大いに喜びました🤣

 


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安原監督にもお褒め頂き嬉しかったです🙋


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ただ、表彰式で子供を抱き上げている井上さんを見た時「あぁ、僕は勝ったけど負けたんやな。」と思い、顔は笑って心で泣いた。

鈴鹿の風には埃が多いのかな…。

 


帰り道、何食べようかなぁと悩んでいたら、マネージャーから揚げ物エンデューロへの出走要請があった。


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こちらはDNFだった。

 


以上!!
ではまた!!!

ズイフター、鈴鹿エンデューロへ

鈴鹿6時間エンデューロ ソロ
【結果】
ソロ 優勝
総合 6位


【機材】
フレーム SPECIALIZED VENGE
コンポ SHIMANO デュラとアルテのMIX
ホイール ITlab45
ウェア サンボルトセパレートワンピース
シューズ SHIMANO RC9
インソール メルトインソールReve
グローブ、ソックス MONTON エアロタイプ



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【補給食】

グリコCCDドリンク 2L
BOURBONスローバー 3本
コンビニ羊羹 2個
マグオン 3袋
以上で2000キロカロリーを摂取。

基本こんなの。


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練習中からこれを食べてます。

食べ慣れたものが1番ですし、大体の補給量の目安がつきやすいから。


ただ、当日結構寒かったのもあって少し足りなかった…🦴
そのおかげでドリンクはなんとかなりましたが。


今回のレースは人生で一番長い時間です。

沖縄でも5時間40分弱だったので😅
そしておそらく寒い。
ということでカーボローディングは入念に。という言い訳で食いまくります🐷


僕は基本的に、レース2日前から炭水化物中心に摂取します🐷
パスタ、おにぎり、うどん、パンなどですね🐷
カーボの内容は人によって合う合わないがあるようですが、私は特に気にしません🐷
脂質も摂ります🐷


そして同じ位水分も沢山摂ります。
水ではなく電解質が入っている物や、甘いジュースで糖質も入れていきます。


レース当日は恐らく1〜2kg重くなりますが、食べないと走れませんし、食べた方が調子は良いですね🐷


当日は補給の事もあるので、良い場所を取るために2時起床。の予定が起きたら2時半。
マネージャー迎えに行く予定時間は2時20分。
再度目を閉じようかと思ったが、強い意志で現実に戻る。この時点で優勝です。


マネージャーに謝罪しつつ鈴鹿へ向かいます。
今年は福島まで行ったり群馬に通ったりしていたので、鈴鹿とかもはや近所の感覚で怖いですね。アホですよね。


無事に5時前に鈴鹿へ到着。
ピットも観戦や補給のしやすい位置をキープ。


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イクラックが必要な場合は、もう少し早目に行って並ぶのがオススメかも。


場所取りも終わり、まだ開店前のブースを見る。
取り敢えずMAVICカーとパシャリ。


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レースで履き続けている靴下メーカーMONTONで買い物と挨拶を。
おっちゃんもいい人でした。

朝焼けが綺麗だったので、勝利と妻へ家電を買う事を誓いました。


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因みに、現在何を買うかを協議しております。


そんなことしてても、スタートまで4時間以上あったので一眠り。
本来はレース前に寝たくないのですが、今回は6時間あるので…。
6時間…嫌すぎる。
瞼とテンションを下げながら眠ります。


3時間前に起きていつものルーティーンで準備を開始。
以前はレース前に結構焦ることもありましたが、最近レース自体に慣れた事もあって、焦ることはありません。
レース出たての頃は、焦らないようにやることをメモしたりしてましたね。
なんだかんだ抜けてしまうと、気になってしまって精神衛生上良くなかったので。


チーム員と合流して試走へ。

 


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するとスプーンカーブで落車、救急車。
怖ーいと思ったけど、鈴鹿ではよくあるらしい…。
試走はお試しですので、あんまり突っ込み過ぎないことをオススメします。


試走で僕が見るポイントは…
○路面状況
○コーナーの角度と適切な侵入速度とライン
○勝負所になりそうなポイントの確認(登り、下り、コーナー)
○補給食の取りやすそうなタイミング
などでしょうか。


試走は基本ゆっくり走りながら、最低でも上記のことは確認しています。


レース前にスタート位置に。
マネージャーが場所取りしてくれて本当に助かった…。


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ギリギリまでトイレに入りまくりやったので、今回の優勝はこの場所取りにかかっていたと言っても過言ではない!!
なぜなら、これがなかったら最後方スタートだったはずwww


なんなら、ZWIFTフレンドのkogaaaaaaとのお喋りもできなかったと思うと、緊張で走れていなかったと思いますね。
合うの2回目か3回目だったけど、安心感半端ないですね。
ZWIFTは凄いです。


さて、カウントダウンが終わり、レーススタートとなるのですが、長くなりすぎるのでこの辺で。


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レース編も近々あげます!!
長文にお付き合い頂きありがとうございました。

 

大阪東京キャノンボール(ハーフ中山道) 「到着」編

諏訪湖を出発して、いよいよコース上に残す都県は2つ。

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山梨県に入りました。

以前埼玉に住んでいた私。奥多摩や都民の森方向は好きでよく走りに行ったし、
柳沢峠を超え塩山に気持ちいいダウンヒルをして、また笹子峠を使って帰ってくるというようなルートを好んで走っていた。
だから山梨県に入ると「帰ってきた」感じがとても強くなるし、
この特徴的な、自動販売機が並んだ風景はそれを特に感じさせる。

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ハッピードリンクショップ

思わず止まって写真を撮って、水分も補給。
ポカリ500mlを1本継ぎ足し、M缶をその場で飲みながら残った背中のイチゴもっちパンも食べる。

山梨県に入って富士見まではしばらく登り基調+微妙な向かい風だったけど、
その後はしっかり下り坂に入るのがもう分かっていたし、そんなに苦ではなかった。

途中で妻といつか見に来たいねと話していたサントリーの白州蒸溜所で、写真も撮って送ったり。

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いつか見学ツアーに来てみたい。白州蒸溜所

そしていよいよ甘利山ヒルクライムで何度も訪れた韮崎をこえて、甲府に向かう。
甲府手前のちょっとした坂を登れば後は、市内までまた下り坂。
この甲府市内が最後の道覚えポイントなんだけど、土地勘があるから安心感が違う。
竜王立体」を左折して県立美術館を通過。駅方向に向かう大きな橋に合流するポイントではす向いの川沿いの道路に入り、
そのまま「青沼通り」に乗れば、だいぶ短い距離でまた甲州街道に帰ってこられる。

日曜日の午後だからバイパスは結構混んでいたけれど、市内を無事通過。
サイクルハンズ甲府東店の前の自販機で水500ml1本をボトルに足して、
これからまだまだ登るしと、ファンタグレープミニを飲み干す。
後半でドライアイも結構辛いから、目薬をさす頻度が増えてきた。。。
(もともと目が乾きやすいのに集中するとまばたきが極端に減るみたいで、すぐに目が赤くなってしまう)

このあとの新笹子トンネルまでの登りが、今日一番長く感じた坂。
特に甲府勝沼I.Cまでの道は、広くて見通しが良い道路+強めの向かい風。
あんまり進んでいる感じがしないから、結構心がハードモード。

結局青沼通りの終わりから新笹子トンネルまで50分3倍位のヒルクライムで、時刻は17時30分。
だんだん暗くなってもきて、ライトをMAX、車のタイミングを見計らってトンネルに入る!
約3kmのトンネル通過中、トラックが来なかったのはほんとに幸運だった。
これまでは笹子峠(旧道)しか使ったことが無かったけれど、やっぱり旧道のほうが好きだなぁ。

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初めて通った新笹子トンネル

トンネル終わりで追いつかれたトラックを出口で路肩に寄って抜かせ、
ついでにトンネル抜けましたの生存報告をしてから大月までのダウンヒル
大月までの向かい風や渋滞を心配したけど、それが無くてかなりほっとして、
同時になんだかお腹が減ってきた。補給食はまだあるけど、、、おにぎりとお味噌汁が食べたい!!
普段ロングライドをするときは後半あんまり固形物を積極的に食べなくなるタイプなので、
これは自分のなかでかなり珍しい。カロリー的にはこの後無補給、ノーコンビニでも走り通せそうだったけど、
心の声に従って「セブンイレブン大月初狩店」で2回目のコンビニストップ、小休止。

ここまで455km、約19時間が経過。グロス平均は24km/h
渋滞やトラブルさえなければ、間に合うはず。
と青のりのお味噌汁が少し冷めるのを待ちながら、そう考えた。

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猫舌つらい

10分でトイレ、おにぎりとお味噌汁休憩を終えて大月を走り去る。
大月インター辺りも特段混んでおらず「小仏トンネル90分渋滞」表示の割には行けるかも?
と思ったら、大垂水峠手前の相模湖沿いで遂に恐れていた渋滞に引っかかる。
緊急事態宣言明けの週末、覚悟はしてたから諦める。まぁ、この辺り道幅も狭いし合流も多いから混みがちだし、しょうがない。

約30分20km/hを切るくらいの走行ペースでのろのろと進んで
最後の登り、大垂水峠に差し掛かる。これを登れば高尾、都心まで一直線だし
自転車仲間のしろたえさんとCBさんが高尾で待っていてくれるとの情報を事前にキャッチしていたから、
短いしKOM獲っちゃうぞ〜!という気持ちで(気持ちです)登って大体200W強。
最後の登りにしては頑張った!今日脚まだ全然行けるなと再確認して高尾まで一気に下る。

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KOM取れませんでした()

高尾までの下りは斜度もある、森の中で風がない、たまたま車が途切れて最高のダウンヒル時間。すっごく気持ちいいし、もう登らないからただただ気分が上がってくる。

下り終わりの信号タイミングで自販機を見つけて、おそらく最後の水分補給になりそうと思いながら、スポーツドリンクにレッドブルを混ぜて、本日初めて意識してカフェインを摂る。都内で眠気が来るのは怖いから、念のためもあったかな。

そしていよいよしろたえさん、CBさんが待っているよというコンビニ前。
見つけた!と思ったけど絶賛車の流れに乗っていて、一旦そのまま通過。
「後ろに付くって言ってくれてたけど、これ信号タイミング合わないと追いつかれないやつでは、、、」
と不安になりかけた所でちょうど前の信号が赤になり私がストップ、追いかけてきてくれたおふたりが合流!


みんなで再開を喜んで、CBさんとはリアルでは初めましてのご挨拶。
ここから10kmほど一緒に走ってもらえることになり、とても嬉しい。
そもそも夜のこんな遅くに駆けつけてくれるなんて、本当にありがたいことです。

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CBさんに撮っていただいた

この辺りから赤信号ストップがやっぱり多いけど、信号の間はみんなで話せるタイムなので、10kmなんてあっという間。
「最後まで頑張って〜!!」の応援を受けて、ここからは一人で日本橋を目指す。
お二人とも、応援ありがとうございました!!
八王子〜高井戸辺りまでは、交通量と信号はどんどん増えるけど、下り基調でとても足に優しく速度が出しやすい。

523km、22時間5分が経過。

今日はとっても目立つ格好だからか、都内に入ってからは車の避け方がとても自転車フレンドリーに感じて、
「あれ、都内のドライバーってかなり自転車慣れした走りしてくれるな?」と思ったりしながら快適にぐいぐい進む。

もうすぐ新宿!という代々木辺りで突然歩道から「にんにんさん頑張って!最後まで安全に!」と応援を受けて(来てくれたやつはしさん、ありがとうございます)びっくり嬉しくなりながら走り抜ける。


新宿南口を通過して、御苑横のトンネルを左に回避。そのまま公園横の路地を経由で四ツ谷見附の交差点までするっと到達。

四ツ谷駅で待っていてくれる自転車練習仲間のままさんを交差点越しに目視して、手を振って、信号が青で猛ダッシュ
半蔵門までの信号は速度に乗ると全て青で通過できる事が多いので、ここは引っかからないように飛ばすパート。
一瞬離れてしまったけれど、皇居の周りの大手門で無事に出会う事が出来た!

あとはもう、一回曲がれば日本橋が待っている。
鉄道の高架をくぐり、東京駅日本橋口を右に見ながら走り抜け、コレド日本橋手前で左折。
ここで遂に視界に日本橋が入る!

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ついに、日本橋が見える!!!

疲れなんてもう全然全く感じないから、とにかく踏んで踏んで元標横を走り抜ける。
554km前からずーーーーっと目指してきたその元標をこの目で見て、ガーミンのストップボタンを押しながら、
思わず「ゴール!!!」と声に出して、

そして、右手を上げた。


次のブロックで引き返したタイミングで、押したのがストップボタンじゃなくてラップボタンだった事に気づいて、慌ててストップボタンを押しました。山をTTする時のゴールの癖が出た。笑

わざわざゴールお迎えと撮影に駆けつけてくれたチームメイト達や、最後を一緒に走ってくれたままさん、なんとツイートを見て来てくれた方々まで!が待つ日本橋にゆっくり戻ると、

「おつかれ!ナイスファイト!!!」という掛け声でみんな暖かく出迎えてくれました。

10/2(土)22時57分大阪梅田新道 発
10/3(日)22時33分東京日本橋  着

走行距離 553.95km
獲得標高 4,372m
経過時間 23時間36分10秒

これが、私の中山道甲州街道ルート、
大阪東京キャノンボールの全て。

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ここまでずっとお付き合い頂き、読んでくださった方、本当にありがとうございます!!!

もしここから読んでる人がいたら、
2〜4話の準備編の方がこの感想文パートよりもかなり役に立つはずなので、
どうぞそちらも読んでみてください。

もしこのブログが何かの役に立ったり、きっかけになる事があったら私はとても幸せです。皆さんもそれぞれの挑戦、楽しんでいきましょう。

これにて完結

今回のコースはこちら
osaka_tokyo_554km - A bike ride in 大阪市港区, 大阪府

※今回の挑戦を撮影して、動画にまとめています。
こちらから見れますので、ぜひご覧ください。
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大阪東京キャノンボール(ハーフ中山道) 「中山道と甲州街道」編

愛知を超えて、遂に国道19号までやってきた。
木曽高速(名古屋市長野市を結ぶ総延長266.4kmの道路)の
最高地点は900m台だから、最初はだらだら登るだけと思ってた。

でも思ったよりもアップダウンで、ぐっと下って登り返すの繰り返し。
更に大型トラックの轍(わだち)で道路の端が波打って、パンクリスクのある外側か、本来走りたいラインより内側しか走る選択肢がない。
センターポールがあるところは外側を走らないと間違いなく危険だし、
木曽高速は飛ばす車にだけ気をつけようと思っていたから結構メンタルを消耗したゾーン。

これが中津川辺りまで続く。
でもこの辺りから青看板に「塩尻」の文字も登場し始めて、やっと気持ちが長野に向いてくる。

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基本的に道路から店舗入口が近いコンビニを選ぶ。

そして迎えた233km地点の恵那市。8時頃で日がだんだん高くなり、もうちゃんと明るい。
坂の途中に見えたファミリーマート恵那原東店で最初のコンビニストップ。
予想よりだいぶ最初の休憩までの距離を伸ばすことが出来た!と嬉しい誤算だった。
コンビニの中でどう動くかは毎回だいたい同じなので、
ゴミ捨て、トイレ、水、塩おにぎり、モッチいちごパン、チョコクロワッサン、カフェラテホットの順番で買い物競争。
熱いの苦手だからホットドリンクは急いで飲めないけれど、
朝のカフェラテはどうしても飲みたくて、水をボトルに継ぎ足し、おにぎりを食べて、コーヒーで締めて再スタート!
残りは少しかじってバックポケットの空いたスペースに詰め込む。(パンは封を切ると空気が逃げるし省スペースというと聞こえは良いけど、簡潔に言うと、潰す。)
トイレもあったからストップは10分強~15分くらい?
補給食はまだあったけど長野に向けて良いリフレッシュ休憩になりました。

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ファミマのカフェラテ美味しいよ

そしていよいよ長野県、255kmほど走って時刻は9時過ぎ。南木曽からは道路の雰囲気が変わってかなり走りやすい。
レイアウト的にはじわじわ登る、自分向きの雰囲気。これもあって長野に入ってあまり疲れずにすんだかも。
あとから見返すと長野ゾーンはここまでかそれ以上に登るんだけど、気持ちも大事なんだなぁ。
そしてあっという間に277km、上松町で全行程の半分を経過して、
半分で嬉しい!という気持ちと300km近いのに半分ってヤバいな、、、という現実感も両方来て変な気分になる。

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途中工事片道規制が何度かあって、
後ろに並んでいる車を先に手を振って行かせてから最後尾で再スタート。
でもこの辺りは休憩する車も多いのか、
一度抜かれた車やバイクにまた抜かれるということが何度もあった。
「似たような自転車の人がおおいな?」とか思われたんだろうか。

310kmを過ぎたところで本日の最高地点、鳥居トンネルに遂に到着!
半分以上を走って、これから下り坂というのもあってかなり気分が上向いた。
その後の下りはしばらく緩やかで、踏まないと速度は出ないし大きな登り返しがある事もまだ知らなかったしね。笑

ここで、経過時間が12時間。

下り途中の自販機で水分補給、ポカリスエット500mlを1本。

何回かの登り返しにがっかりしながら、後半は気持ちよく頭を低くしてビューーンと下る。いよいよ塩尻市街に近づいている。
そしてその塩尻市の少し手前、「平手歴史公園」の交差点を右折して塩尻峠方面へのショートカットを狙うと、これが大当たり。
車は少ない日陰で涼しい、普段好んで走るような道に安心して、つかのまのリラックスタイム。

下大門交差点で153号に入った後、金井交差点をスルーして、
地図を見ても塩尻峠方面にまっすぐ登っていく「旧中山道」に突入。
(RWGでみるとなぜがグラベル区間と表示されますが、舗装路です。)
間違いなくショートカット、町並みも歴史を感じるいい道だったけど、ザ、激坂。
全行程の中唯一インナーに落とす事になった。きついから動画ではローじゃないけど「インナーロー」って言ってみる笑
インナーロー教信者ですから、仕方ない。

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塩尻峠で大きな峠は終わり!

その後いわゆる「塩尻峠」に向かう国道20号に合流、
一定ペースで無理せず登るけど、13時前で気温が上がっていてかなり暑い。
ここまでずっとポカリと水で走ってきたので、そろそろ喉が大好物のコーラを欲して
「登ったらコーラ、終わったらコーラ、諏訪湖でコーラ」「すわこーら!って呟こ」とかどうでもいいことを考えながら登っていると、
塩尻峠がそろそろ終わりかな?というところで一人のサイクリストが道路脇でなんだかこちらを見ている。かなり見ている。

スマホと私を何度も見比べていて、これは、、、
「明らかに走ってきたキャノンボーラー本人かどうかを確認している動きだッッ!!!」
走る緊張、止まるペダリング
「あの、にんにんさんですか??」
これがもしにん!
「さよう、拙者が(言ってない)」

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はやとさん!ありがとうございました!!

そしてまさかの偶然諏訪に滞在中、私が向かっていることをtwitterで知り、駆けつけてくれたということを知る。
先輩キャノンボーラーにしてトライアスリートのはやとさん、大変感謝です。
しかも乗られている機材に見覚えがあり、私が以前キャノンボールについて調べている時にどうやらブログ、twitterを拝見していた様子。
少しお話もして、諏訪湖まで一緒に走って頂けたのですが、
キャノボ挑戦中の人があれこれ辛いのを完全に(経験者ならでは)分かってくれていて、
癖で後ろに人がつくと(知り合いじゃなくても)ハンドサインを出しちゃうのを「気を使っちゃうからいいですよ」と優しく制してくれたり、
私が諏訪湖でコーラを飲むと決めてたんです!というのをまさかのご馳走してくれたり、
久々のこの感じ、また「あぁハプニング的な出会い。私、今、旅してる。」の再来。

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すわこーら!って言いなさいよ

別れ際に動画まで撮っていただいて、
今回の旅を終えて帰宅してから動画の最後に「まぁ余裕そう〜だな」といっているのに気づいてめちゃくちゃ笑いました。
コーラもごちそうさまでした。これまで飲んだ中で、一番美味しかったです。

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すわこーら!

さぁ、諏訪湖を出るといよいよ国道20号甲州街道へ合流。

はやとさんとの遭遇と会話、コーラパワーに押されて
山梨県へと突き進む!いきなりこの日一番の向かい風だったけどね!!

ここまでの走行距離、355km
ここまでの経過時間、14時間37分

今回のコースはこちら
osaka_tokyo_554km - A bike ride in 大阪市港区, 大阪府

※今回の挑戦を撮影して、動画にまとめています。
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次回最終回、「到着」編
emuspeedclub.hatenablog.com

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大阪東京キャノンボール(ハーフ中山道) 「出発」編

「荷物が少々大きいので、特大荷物スペースの座席をお願いします。」

私がそう告げると、切符売り場の係員はなぜかほっとした表情を浮かべると、

座席は一人分かどうかを尋ね、新大阪駅から大阪駅までは都区内と同じ扱いだと案内しながら

発券されたきっぷを私に差し出した。

今日は10月2日土曜日、とうとうこの日が来てしまった。

そう、大阪から東京を24時間で走り切るあの馬鹿げた、無謀とも言えるチャレンジ「キャノンボール」に挑む日だ。

ただ、私の前には大きな問題が一つ立ちはだかる。

この調子で綴っていくと、完結までにあと5回は更新をしないといけないほど文章が長くなる。

これは流石に、私がつらい。

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段々と文章のテイストを自然にしていくことを決意した私は、
新幹線ひかり号の座席につくとスマホのケーブルをコンセントに差し込み、twitterを開いた。
「さっき決意表明したのに凄い良いねの数。。。」
コロナもあって長い間表立って挑戦する人が少なかった、だから面白く見えるし普段より興味を持つ人も多いんだ。
応援されることへの感謝と裏返しのプレッシャー、旅のわくわく感が上がる中新幹線はぐんぐん西へと進み、
あっという間に新大阪、すぐ乗り換えてJR大阪駅へは22:25くらいに到着。

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横型輪行袋なので空いていたし3人がけ座席のところにしてもらった

JR大阪駅前の明るいところでサクッと輪行解除して、(でも袋はコンパクトになるように丁寧にたたんだ)
梅田新道の「あの」道路元標へ向かう。

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「あの有名な」道路元標

時刻は22時50分。梅田新道交差点。
サコッシュクリートカバーもクリックポストでポスト投函して、
記念写真、後から使えるように動画も撮影。本当はナレーション込みで撮りたかったけれど結構人の往来があって
恥ずかしいので断念。アフレコをすることに。
そうしていると、あっという間に出発時刻の23時前。

「次の信号が青になったら出発します。」

そう呟くと、いよいよ東京日本橋への24時間片道自転車旅行が始まった。

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絶妙なバランスでサドルの上に立つ元標オブジェ

予想はしていたけれど、終電前の大阪駅付近はタクシー、自転車がとても多い。
乗車待ちのタクシーで1車線ふさがっている場所もあったりで、久々に都会を走る私は超警戒モード。
だんだん余裕が出てきたのは、枚方市に入る手前くらいからでした。

この間の1時間くらいは交通量&信号の多さで平均速度も22kmh程度。
今日はガーミンのオートストップOFF(自分が止まっても計測は続く。グロス平均速度表示)なので、
序盤の平均速度が安定しない時間帯なこともあって速度がガンガン落ちる。焦る。また信号に捕まる。の繰り返し。
車で下見をしたときは昼間で、滋賀や岐阜、愛知まで交通量が落ちなかったので
このままだと山に入る前もあんまり速度、稼げない??と思ったり。

今回のコースを完走するには、554km24時間、休憩込みの平均速度は23.1km/hが必要だ。

あとは枚方手前まで赤信号絶対守らないクロスバイクマンと抜きつ抜かれつのミニレース(競ってない)が開催されていましたが、
「キャノボスタート直後の記憶がこんなのは嫌だなぁ」と思った記憶がばっちり思い出されます笑

何回目かのマクドナルドを通過した後、
枚方を通過し、今回のコースではじめて大きな道路をそれるポイントが迫ってくる。
伏見、宇治川の手前で左折して国道の下に潜り込み、観月橋を通って六地蔵方面に抜ける、いわゆる京都回避ルート。
観月橋手前で通った住宅街は深夜のせいかとても静かで、
アチェンジさえはばかられるような雰囲気に、初めて異質な旅をしていることを実感する。

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京都市街回避ルート、目印のとりまさ

国道1号線に再度合流して京都府を離れ、滋賀県入り口の坂を抜けると
左手に琵琶湖がある滋賀県、大津ゾーンに。
琵琶湖はまぁ夜なので見えない。でも、街の向こうの明かりがない空間に巨大な存在を感じながらペダルを回す。
この辺りから風向きが弱めの向かい風から横風に変化。
信号と交通量が減ったのもあってグロス平均速度が23,24,25と上がって来て、
段々とペースが作られてきているのを確認しながら少し安心。(朝方までの走行速度平均は29km/h)

知らなかったがこの辺り(大津〜米原関ヶ原)は夜間黄色点滅信号が多くなる様子。
大阪周辺とは走りやすさが段違い。土曜夜なのもあってかトラックも少なかったのでした。

今回は中山道を通るため、栗東のあたりで国道8号線にのりかえる。
ここまでありがとう、国道1号線という気持ち。次に見るのは、ゴール地点。

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深夜3時30分、米原駅付近を「近いうちにビワイチも走ってみたいなぁ」と思いながら走っていると、
(米原駅は琵琶湖を走るサイクリスト向けにかなり設備が充実しているそう。)
丁度米原駅を出たばかりのサンライズ出雲号?瀬戸号?がゆっく〜りと加速していくところで、
「おお、お前は東京から西に向かうのか。こっちは東京に行く所だよ」という謎の仲間意識が芽生え、
「おれは今、旅してるぞー!!!」と叫びたいくらいだった。ちょっとだけ若返った気分。

関ヶ原を超える辺りで確か4時過ぎ、
人気のないゾーンで近くの森の中から絶叫?っぽい声、動物??が何度か聞こえてきたり、
全行程の中で一番気温が低かった(13℃)りしてちょっとびくびく冷や冷やしながら走り抜ける。
でも、関ヶ原を抜ければもう岐阜の街明かりが近いはず!

ここからは、曲がり角も増えるし始発の時間に線路も渡ると思っていたけど
想像よりも通過時間が早い。明るくなる前に交通量の少ない大垣の街を走りぬけて、
揖斐川長良川木曽川木曽三川を無事通過。
この辺りでやっと空が明るくなる気配をまとってきた。

ここで一度目の水分補給。500mlポカリスエット。自販機で。
残っていたBCAAドリンクに迷わず継ぎ足し。

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木曽三川、最後は木曽川。名古屋方面から「きない」とおぼえましょう。

イオンモール木曽川から左にそれ名鉄を渡る、出会い頭に右折した東海道本線を途中でまたぎ、野府川沿いからアピタ木曽川の表に出、
メニコンコンタクトレンズ創業の地(とgooglemapに書いてある)の前の変則的な交差点を左折、
あぁ、これでちょっと複雑な曲がり角ゾーンを抜けたぞと思った愛知県一宮市
しばらく走る狭めな県道175号の3つ先の信号に、何やら自転車乗りのようなテールライトが見える朝6時前。
近づけば見覚えのある後ろ姿でそれは、応援にきてくれたEMUチームメイト、がんまさんが待ち受けてくれていた。

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後の伊勢志摩ヒルクライム勝者

朝早いし起きれたらね、位の感じだったからちょっぴり驚いて練習に向かう方向とは多分逆なのにしばらく一緒に走ってもらい、
赤信号ですこしおしゃべり。持ってきたGoProが寒さで使えなくなった愚痴を聞いてもらった後、
またそれぞれの目的地に向かって走り出す。本当にありがとうございます。

元気が出たタイミングで朝日が昇って、
交通量が増えたら嫌だと思っていたポイントを全てパスできたことに驚きながら、あっという間に愛知を通過。
2度目の岐阜県、さっき別れた木曽川と再開を目指して今度は国道19号(木曽高速)の方向に。まだ涼しい。

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五差路?間違えやすいからしっかり覚えた秋田三交差点

涼しいうちに超えたかった内津峠はまだまだ元気な脚をなだめすかして200Wを超えないように一定ペースで踏んで、
県道508→53号の方から登った後に、突き当りを右折して下り始めた国道19号、いわゆる木曽高速に遂に合流。

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53号の突き当り、内津峠もここで終わり

ここまでの走行距離、193km
ここまでの経過時間、7時間35分

今回のコースはこちら
osaka_tokyo_554km - A bike ride in 大阪市港区, 大阪府


※今回の挑戦を撮影して、動画にまとめています。
こちらから見れますので、ぜひご覧ください。
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(今後も機材紹介、ルート考察、次の挑戦などアップします。)
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