大阪東京キャノンボール(ハーフ中山道) ルート調査、試走編
さて、「中山道、甲州街道ルート」でキャノンボールに挑戦することを決め、
翌年2019年、その年のうちに挑戦することを決め、
本格的に情報収集やルートの設定に取り掛かります。
当時さいたまに住んでいた私は、
山梨(韮崎)より東こそ走ったことがあるものの、
それより西は全く未知のルートでした。
かといって関西までは気軽に試走に行ける距離でもないため、
これまでの達成者のルートを読ませていただき、それをトレースすることに。
この際特に参考にさせて頂いた「あさぎりさん」のブログがこちら。
asrafil.seesaa.net
文章を読む限り、脚のタイプ、機材準備に対するアプローチ、
思想が私と非常に似ていて私の目指すべき姿を見つけた!と思い、
拝み倒しながら熟読しました。
(中山道を経由するキャノボルートは過去の記録が本当に少なく、当時まともにtwitterもやっていなかった私にとって、ネット上の情報が頼みの綱でした。)
市街地の中を縫うように走る、大垣〜小牧付近のルートは、この情報が無かったら全く組み立てる事ができなかったと思います。
またロング好き、山好きと言ってもブルベの経験もオーバーナイトの経験もありません。
当時の最長ライドも300kmで、初めての長距離にハンガーノックを起こして同行したチームメイトに心配されるような走力でした。
そこで事前に、
・オーバーナイト+ロング400km
・徹夜後の都内夜、日本橋まで
・夕方の甲州街道(大月~高尾)
と3回に分けた試走を行いました(STRAVAログ参照)
普段車通りの少ない道を走ることのほうが多いので、
さすがにぶっつけ本番で走るのは危険と考えていたようです。
また同時に、携行する荷物の選定や補給のとり方などを練習し始めました。
自身最長の約400km(埼玉〜軽井沢〜白馬〜諏訪湖〜甲府)
もグロスave26.3km/hで走ることができ、だいぶ本番に向けて自信がつきました。
荷物のコンパクト化に対する考えも、同年参加したAttack!299という山岳ロングライドで
ベースができたように思います。
試走も順調に進み、あとは挑戦するだけ。
この年は残暑が厳しく、涼しくなった10月中旬をターゲットにしていたのですが、、、
そのタイミングでやってきた大型台風19号が、猛威をふるいました。
10月12〜13日、大規模な河川氾濫をもたらした台風19号について | Weathernews Inc.
この台風により、
・大垂水峠が土砂崩れにより通行止め
・山梨県内〜都内の甲州街道が数箇所寸断
・都内の国道20号日野橋が沈下、通行止め
など、キャノンボールで通過する予定のコースが大きく被害を受けてしまいました。
実際キャノンボールどころか近所のサイクリングコースですら水没、泥にまみれて
なかなか厳しい状況で、チームが練習に使用する彩湖復旧のために戸田市に皆で寄付をした事なども記憶に残っています。
そうしてその年の挑戦は中止、翌年は新型コロナウィルスの蔓延により、
身動きが取れない状況が続きました。
その間に自身のライフイベントも進み、結婚を機に静岡県に移住します。
さらに翌年の今年、ワクチン接種&免疫獲得も終え、緊急事態宣言も解除されそうだというタイミングに合わせていよいよ2年越しの挑戦をすることに。
キャノンボールを意識して県内で伊豆イチ、静岡西側コース、などロングの感を取り戻すライドを行いました。
車なら密にならず、現地でも何処にもよらずノンストップで動けるということで、
家族でドライブがてら大阪梅田新道から愛知一宮までの下見、試走も行いました。
(この時に話していたおしゃべりの内容を本番は風景に合わせて思い出しながら走れたので、コースに迷っているかもという不安が限りなく減り、本当に行って良かったと感じています。)
※今回の挑戦を撮影して、動画にまとめています。
こちらから見れますので、ぜひご覧ください。
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(今後も機材紹介、ルート考察、次の挑戦などアップします。)
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次回 大阪スタート!の前に、、、
私がキャノンボールや山岳ロングにおいて大事だと思うこと編に続きます。
emuspeedclub.hatenablog.com