Japan meetup championship インサイドストーリー 第1話
2月17日(月)
もう、今年はZwift Nationalsないよね・・・。
そんな話がtwitterのタイムラインに上がった。
そういえばZwiftのNationalってもうないよね・・😭
— モグさん (@Tanoshi_pinpon) 2020年2月17日
今年の目標立て直しますかねぇ。
最近は私の周りにも色々な理由でZwiftメインとなったサイクリストがいて、そのモチベーションとして目標とするレースがZwift Nationalsだった。
例年の2月開催を予想していたのだが、今年はまだ告知がなく、恐らくは延期か別の形で開催されるんじゃないだろうか?という予想が囁かれ始めた。
しかし、それでは間に合わないZwifterがいる。tweetの主でもあるモグさんだ。
彼は、去年練習中に大きな落車で生命の危機を彷徨い、それでもZwiftに戻ってきた不屈の戦士。
しかし、そのときに痛めた箇所の手術を迫られていて、都合上3月にはそれをしなければならないのだ。
そうなれば、恐らく今後行なわれるであろうZwift Nationalsには参戦が難しい。
じゃ、こっちで同等のレースやっちゃえばいいんじゃない?
私も含め、mogさんやえーぞうさんなど、そう考えたのだ。
考えてみると、「個人主催の日本選手権」なんて、非現実的にもほどがある話なのだが、なぜか、何とかなるんじゃないかという不思議な感覚があった。
もちろん、オープンイベントでも公式イベントでもないから、非公認・非公式な日本一にはなる。
それでも、きっと面白い。
きっと、Zwift Nationalsの前哨戦となるようなレースが出来るはずという予感がしたのだ。
それは、日本最強ZwiftチームであるZWCや、所属人数で言えば日本1位のNICO-OZ(実力でも2位)
それらのチームからEizo Meetupに参加してくれる人がいつもたくさんいて、きっと、モグさんのようにZwift Nationalsを目標の一つとしてトレーニングしている人が何人もいると思っていたし、えーぞうさんやモグさんとの企画なら乗ってくれる人も多数いるだろうと思ったからだ。
さらに、EMUやNICO-OZの層はとても厚い。出場した七宮さんと同等だったりそれ以上のポテンシャルをもった"仲間"はたくさんいるから、もし強豪があまり集まらなくても企画として失敗はない。そんな確信があった。
それから一日も経たず、アウトラインが決まる。
さらに、その日のうちにモグさんがキービジュアルを作成。
そして、すぐに私たちは動き出した。
まずは、Zwift Nationalsが本当にないのかの確認から。
これは、twitter上の情報で、@GoZwiftから
Hi there,
— Zwift (@GoZwift) 2020年2月18日
nothing has been announced yet, but stay tuned 😊
という、匂わせぶりなコメントがあったため、きっと何らかの形での開催が検討もしくはすでに動いていると見た。
次にやるのは、"強い"Zwifterの召集。
これには、ZWCの協力は絶対に欠かせない。彼ら抜きにしてZwift日本最強なんてものは恐らく何の意味もないからだ。
そのため、早速ZWCの有志と調整。協力を快諾してくれた。
この時点で開催を確定。EMUブログで早速告知に入る
【号外 EMU Speed Club通信】
— えーぞう@Meetup始めました (@Pma1111) 2020年2月19日
日本一のミートアッパーを決める「JAPAN Meetup Championship」を開催します!
詳しくは記事をご確認下さい!
みんなで盛り上げていきましょうヽ(´▽`)/https://t.co/MmFyL11hqT
※記事へはURLをタップ pic.twitter.com/CRArD6HZ5F
そして残りの枠はどうするか。JプロでEizo meetupに参加してくれた人を中心に声を掛けていく。
まずは那須ブラーセンの新開選手から快諾を頂く。
鈴木龍選手は残念ながら海外に行っているのだが、出たかったと言ってくれたし、配信も見てくれたようだ。
さらに、Twitter上の告知に気が付いた強豪選手が続々の名乗りを上げてくれる。
モグさんがドンドン強豪を連れてきてくれて、本人自体が、あー子配信見てたい・・・と言っちゃうレベルに。
25日(火)及び27日(木)のEizo MeetupについてもJMCと同コースとして実況配信も含めたリハーサルを実施する。
そして、開催3日前ほどからさらに状況が変化をみせる。
新型コロナウイルスの蔓延による各種イベントの中止決定が相次いだのだ。
Zwiftと配信の組み合わせは今の状況でも確実に安全を確保しながらイベントが出来るため、奇しくも今回の状況が追い風となり、さらに強力な選手たちが名乗りを上げていった。
さらに、はじめは個人的に出そうと思っていた賞品についてもZwift Japan様を皮切りに、GROWTAC様やTARZA様がそれぞれのコネクションから賞品提供を申し出てくれた。
このあたりは、EMUが今まで積み重ねてきた実績(最近ではサイクルスポーツ様の特集記事での紹介)も一役買ったのかもしれない。
各企業様・担当者様本当にありがとうございます。
そして2日前、モグさんとえーぞうさんを中心に各賞・ルールなどを迅速に決定。
ポイントを含めてブログ・twitterを通して拡散していく。
特に参加選手の余りの豪華さに、瞬く間に自転車クラスタに対して情報が拡散していった。
私のほうでも、実況配信の事前準備のため、いつもはあまりやらない予約配信の準備を整えたり、vtuberあー子のテスト、youtubeコメントの表示、コースマップや各チームのステータスまとめを進める。
前日朝にはえーぞうさんがヨナベをして書いたブログで全体の情報をまとめた記事を発信。さらに大きく拡散していく。
そして、最後の選手にあー子の旧友でもあるインザスカイSANO氏が名乗りをあげたことにより、さらにイベントが価値を高めた。
佐野くん、本当にありがとう。
これで、私の知る限り、
Zwiftの前年チャンプ(高杉さん)
ロードレース元全日本チャンプ(佐野選手)
Zwift Powerランキング日本1位(stingerさん)
ZWCの方々(ryo Misakiさん達)
その他の選手も、Zwift Power日本ランキング50位以内多数・Jプロ選手・トップアマチュア選手・一般人という、恐らく前例のないレースが実現することになる。
当日夕刻、私は迷わず定時退社し、配信環境を整えていく。
Zwift Japan様をはじめとしたたくさんの方が、このレースの情報や配信を拡散してくれている。
今夜21:25より、ひっそりと行われる日本最速(非公式)レース。配信は1時間前スタート。枠組みと常識を超えた、e-sportsならではのガチンコレースが繰り広げられようとしています。
— Zwift Japan (@GoZwiftJP) 2020年2月28日
果たしてLast Man Standingは誰の手に!?#JMC
https://t.co/4JFMHd1J1m
そしてなによりも、参加してくれる選手たちが短い時間でも本気で準備してくれていることを知っているから
失敗は許されない。
なんとしても、選手の皆さん、そして配信を見てくれる人たちが一つになって楽しめるようにしたい。
そう思うと、書斎で座っているだけなのになにか緊張してきた。
でも、えーぞうさんと事前打ち合わせに入ると、えーぞうさんのほうが緊張しているように思えてなぜかリラックス出来た(笑)ナイスえーぞうさん
大まかな流れは考えておいたけれど、台本はないし、生放送でどんなトラブルが起こるかは分からない。
でも、Eizo Meetupで何度もやってきたし、なんとかなるっしょ。
そう思って配信開始ボタンを押した。
スマホでvtuberとタブレットでzwiftコンパニオン、PCではZwift、YouTube、BGMプレーヤー、OBS、ブラウザ、パワーポイント、音声変換、Androidミラーリング、Discordなどのツールを同時起動し操作にあたる。
「個人主催の日本選手権」
もちろん非公式で限定的ではあるが、そんな訳の分からないレースがついに幕を開ける。
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