EMUSpeedClub’s blog

Eizo's Meet Up 略してEMU!Zwiftミートアップを定期開催中!

Eizoの知らない1500Wの世界

ここはコメダ珈琲

 

2名でお願いします。

案内のウエイトレスにそう告げると、前の客の食器が乱雑に残された席に通された。

まぁ、壊滅的に汚い席ではないので、ベルスターを押して、下げものを頼むとともに、たっぷりサイズのホットコーヒーを注文した。

 

寛大な私ことarkstrongは、ウエイトレスのお姉ちゃんがかわいかったので全部許した。

 

ところで、年末の花金の今日、私はなぜコメダ珈琲に来たのか?

それは、とある理論についての検証を行うためだ。

 

待ち人はReVeloのマッドサイエンティストことシナモン博士。

 

コーヒーを啜りながら、到着を待つ。

 

10分ほどでシナモン博士が到着。桂木観音ライド以来だから、1ヶ月ぶりである。

ひとしきり、アレロックが良い薬だとか、ザジテンは睡眠薬だとかそんな他愛のない話をした後、本題に入った。

 

そう、今日話したいのはZwiftで1,500W出すにはどうすれば良いのか?ということだ。

 

私はZwiftにおいてMAXで1,700Wオーバーを2回出したことがある。もちろん瞬時だし、CycleOps HAMMERは比較的最大パワーが出やすいダイレクトローラーという触れ込みもあるので、そのあたりが関係しているかもしれないが、そのへんのことは棚の上に置いておく。

 

1,500W超えならば、サラ脚で気合を入れれば大抵出せるようになったので、それに基づく仮説の検証をしていこうと思うのだ。

 

まず、ペダリングのコツとしてよく言われる話で、体重をペダルに乗せることでパワーが出るという話がある。

 

では、体重を乗せるだけで、理論上どの程度のパワーが出るのか?その検証をしてみよう。

 

条件は、ケイデンス100rpmで漕いでいるとき、9時の位置で鉛直方向に体重80kgを完璧にペダルに乗せると何Wくらい出るのか?を考えてみる。

 

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その計算がこちら。ちなみに合ってるかの保証はないのでアシカラズ。

 

ざっくり言うと、超完璧に全体重をペダルに乗せると、ペダルが9時になったほんの一瞬、最大値で1,372Wくらい出るっぽいという計算になるぽいのだ。

しかも、その一瞬後のはベクトルの向きは鉛直ではなくなるから出力は一気に低下する。

 

つまり、体重乗っけるだけじゃ"1,500W"出ません。

 

実際、昨日私は試しに両手離しで最大出力がどのくらい出るのかやってみたら、1,100Wが限界。1,500Wとか出ない。

 

じゃぁどうすりゃいいの???

 

っていうか1,700Wとか体重100kgでも出ないじゃん!

 

そんな気がしちゃうんですが、そう考えるのは早計です。

 

限界突破する方法が2つ。

 

一つはケイデンスを上げること。

ケイデンスを20%上げて120rpmまで持っていければ、単純にWも120%されるので、1,500Wは余裕でクリアできる。(ただし、同じトルクを掛けられればね)

 

もう一つの方法は、80kgという体重を重くするか、"荷重"を増やすこと。

 

因みに、この前1,500Wを超えたときの私のケイデンスは90rpmほど。

つまり、実際ペダルには確実に体重以上の荷重がかかっているということになる。

 

しかし、体重以上の荷重をペダルに乗せてしまえば、反作用で体は上方向に浮き上がり、姿勢キープなんて当然出来ない。

 

簡単に言えば、ジャンプしちゃう。ぴょーーーーーーん。

 

じゃぁ飛ばないためにはどうすればいいのか?

簡単です。反作用をどうにかして相殺すればいいんです。

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反作用を相殺するためになにをするのか?

ハンドルを引いて体が浮くのを抑えつけると同時に引き足を使って反作用を殺す。

 

それにより、踏み足に体重以上の荷重を乗っけて、体重を乗せるだけで出せる限界を突破が可能になる。

 

もちろん、踏み足は、殿筋やハムストリングを中心とした筋肉を総動員してパワーをぶち込む。打ち込む。ブチコム!!!!!

 

ぶっちゃけ1,700Wとか出そうとするときは、フレームを折るくらいのつもりで踏む。フレームやハンドルが撓むのが分かるくらい力を籠めて、ようやくそのワットは出るのだ。

 

高度なペダリング技術があれば、それと同じことを1.5倍速(130rpmとか)で行い、2,000Wとかを出してみたいものだが、稚拙な私のペダリングではそれは叶わない。

そのため、筋力で、パワーで、すべてを解決する。

 

力こそパワー。チーズバーガー is 正義なのだ!!!!

 

 

おっと、ちょっと興奮してしまった。失礼。

 

まぁ、上記の通り、体重がなくとも、圧倒的な筋力と、高速運動時(高ケイデンス時)にトルクを維持する技術さえあれば、理論上誰でも1,500Wが出せるはずなのだ。

 

ただし、やはり体重が重いほど、重力を利用したパワーを使いやすいし、筋量も多くパワーは出やすい。

 

物理的にではく、スポーツ理論として考えるときに一般的な人間のスプリントパワーの限界は20倍程度。スプリンターとしての才能があるものの場合は、それ以上のパワーが望めるということなので、スプリンター脚質でない人が1,500Wを出すには体重が75kgほど必要というのが事実だろう。

 

しかし、体重が軽いからと言って、別に悲観することはない。

なぜなら、物体が加速する場合、重量が軽い方が加速しやすい。しかも空気抵抗や転がり抵抗を無視すれば重量に比例して加速しやすい。

そのため、スプリント時、最高速度で有利なのは大柄なスプリンターだが、一瞬の加速では軽量なスプリンターのほうが有利になる。

 

体重がないなら、デカいやつの後ろに隠れて最後だけ刺すことを狙うのが良いだろう。

 

 

さて、上記理論は見ての通り二次元での理論だ。

特に実走では、車体を横に振りながら反作用を相殺するため、右脚で踏むときは、右手でハンドルを引くと同時に左手でハンドルを押す必要がある。

人によっては、ハンドルを"引く"イメージではなく、"押す"イメージでスプリントするほうが良いということもあるだろう。

 

しかし、左右に全く振れない固定されたダイレクトローラーを使用するZwiftでは、ハンドルを"引く"イメージのほうが最大パワーは更新しやすいと思うのだ。

 

ちなみに、勘違いしてはいけないのは、1秒最大値が強いだけではスプリントでは勝てないということだ。10秒や30秒のパワー、そして何より駆け引きが最も重要な要素になることを一応付け加えておこう。

 

 

しかし、最大パワーこそロマン。漢なら1,500Wを出したいと思わないか?

じゃぁ、どうすれば最大パワーが向上のするのか?

 

私のおすすめは当然ダンベブルガリアンスクワットだ。

そして仕方ないのでチーズバーガーを食べること。

あとは、サラ脚でのスプリント練を繰り返すことだ。

 

長くなってしまったので、具体的な方法は次回の記事にしようと思う。

 

読んでくれた皆さん、ありがとうございます。

(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

 

by arkstrong

 

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